着楽屋~介護肌着専門店~
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つなぎ介護着を着用すると身体拘束になるから使用しない。といった声を耳にします。
しかし、いろいろな施設の方とお話しする機会もあり、伺ってみると何も対策がないと自傷行為をしたり他人に迷惑をかけてしまうといったことが現状のようです。
つなぎ介護着を着用すること以外の対策も結局は拘束になっているとのこと。。。
そこで、今回は厚生労働省につなぎ介護着は拘束にあたるのか電話で問い合わせた事や、実際に使用している方の意見を紹介させていただきます。
つなぎ介護着が拘束になるか厚生労働省への問い合わせで分かったことが3点あります。
これらの3つが厚生労働省からの回答です。詳しい内容を見ていくことにしましょう!
1・本人が精神的に苦しいかどうか
電話でのやりとりの一部分です。(実際とは言葉が少し異なりますがご了承ください)
自分「南京錠などのカギが付いていない、つなぎの介護服でも身体拘束になりますか?」
厚労省職員「本人が服を脱げなくて精神的に苦しいのであれば拘束になります。」
このような回答をいただきました。当たり前といえば当たり前の事を言われました。
誰でも脱げなくて苦しいのはイライラします。一時的な出来事であればまだしも、これが長い時間続くと疲れると思います。
たしかに施設での、つなぎ介護着の利用状況を職員の方に聞いてみると夜だけ、とかちょっとしたお出かけの時だけという声が聞こえてきます。できるなら着せたくなくても着せた方がいい時はあるので施設の方も頭を悩ませている問題です。
ご家族が理解しているかどうか
自分「他に対策がなければ使用しても大丈夫ですか?」
厚労省職員「介護服が最適だと思っても、ご家族が使っても良いとか使ってほしいと承諾をとるべきだと思います。」
このような回答をいただきました。
このように、他に対策の見当なく家族の同意があれば使用は良いと思います。ただ、明確に使ってもいいとは言わずほとんどの回答は「はい」、「いいえ」ではなく、はぐらかされました。
ご利用者様のお話しを少しご紹介します。某施設のケアマネージャーさんは「尿管カテーテル」を抜こうとしていたけど抜けなくて諦めたのか最近はいじる行為をしなくなった。と、おっしゃっていました。
脳障害がある息子をもつご家族の方は、オムツをいじっていたけど最近はしなくなったとお喜びの声も聴かせていただきました。
各地方自治体の判断に任せている
自分「本人が服を脱げて、ご家族の許可があれば使用してもいいですか?」
厚労省職員「そのことにつきましては各地方自治体の判断です。」
他人事のように完全に逃げられてしまいました。余談ですがこの後、名古屋市に電話しましたが、「赤ちゃんがつなぎ服を着るのは今後まだまだ成長するから良いが、お年寄りは成長しないからダメなんじゃないですか?」というような事を言われました。(実際とは少し言葉が異なるかもしれません、ご了承ください)
お年寄りは成長しない?私は成長すると思っているのでその発言に腹を立ててイライラして少し感情的なってしまいました。名古屋市職員は「赤ちゃんは生まれたばかりでこれから発達するから大丈夫って事ですよ」と言っていましたがお年寄りは成長しないという発言にかなりの違和感があり、お恥ずかしですが、こんな奴とは話していたくないと、職員の名前も忘れ電話をすぐに終わらせてしまいました。
電話での問い合わせやご利用者様のご意見をほんの一部ですが、紹介させていただきました。人がいればいるほど、いろんな考え方があると勉強させられました。
また、いろんなお悩みでこちらのサイトを読まれていると思います。私の祖母は便をいじるようになってしまい、ベッドの柵に腕を縛られていました。それを見た叔母はこれはかわいそうだから何とか違う方法はないかと考えてできたのが大人用ロンパース肌着です。
大人用ロンパース肌着をきせたところ便いじりを抑制することができました。しかも、綿100%で肌にあたっても気持ちよくやわらかいくて通気性がいいから蒸れないです。それだけでなく、肌着だから上にはおしゃれな服も着せることができるし、もちろんパジャマだって着れます。
脱線してしまいましたが何が言いたいかというと、一人ひとり違う症状や環境だけど私の祖母のように問題を解決して周りの方や家族の悩みを解決したいのです。
どんな小さな悩みでも構いませんので商品化できるか是非、お話しだけでもお聞かせください。おちからになれれば光栄です。
次回も、着楽屋ブログをお届けします。